くるみの庭 ~ちょっとここらで深呼吸~

パニック障害とともに生きる筆者が、病気や人生のこと、心身の健康のために取り組んでいることを発信。

この夏を元気に乗り切る体力がほしい

先日のことだ。
姪っ子と全力で遊んで、危うく燃え尽きて灰になるところだった。
幼稚園に通い出した姪っ子は元気いっぱいで、まだ疲れや飽きというものを知らない。そのため一度ハマった遊びはエンドレスにやることになる。
今回は(というか今回も)、一緒におそろいのぬいぐるみを抱えて家の中をひたすら探検するという遊びをやるはめことになった。
何度目かの探検の旅路を終えたところで、くたくたの私は意を決して「もうダメだ~」とソファに倒れ込んだ。探検から帰ると(リビングに戻ってくることを指す)、たいてい間髪入れずにまた探検に出ることになるからだ。
ちなみに隊長は姪っ子で、一介の隊員に過ぎない私は隊長の指示のもと探検先で様々な任務にあたる。そんなことをかれこれ1時間近くやっている。
隊長には悪いが、もうこの家には探検すべきところなど残っていない。(そもそもが私の家である)
「起きてー」と容赦のない隊長の呼びかけに、心を鬼にして何も聞こえないふりをし続けたところ、「ママ~」とようやく母親のほうへ行ったのでホッとしたのも束の間、、「一緒にネーネ(私のこと)起こしてー」と母親を連れて戻ってきた時、私は絶望のあまり目の前が真っ暗になった。
どうやら隊員に拒否権は無いらしい。。

そんなこんなで姪っ子が帰る頃には、私はほとんど虫の息になっていた。
その時、切実に思ったのだ。体力が欲しいと。
もう二度と隊長に背かなくていいように。。
そして、いつの間にか始まっていた(今年梅雨ってありましたっけ?)厳しい夏本番を乗り越えられるように。。

夏生まれということもあり、夏は一番好きな季節だった。
だが、ここ何年かは異常なまでの暑さと自律神経の不調(パニック障害)によって、もはや大嫌いな季節になりつつある。(極端…)
そもそも夏バテは自律神経の乱れが原因で起こるらしく、実際にパニック障害と診断されたばかりの夏はバテバテで常に具合が悪かった。
自律神経が乱れると体温調節がうまくできないため、冷房の効いた部屋と酷暑の外との寒暖差にますます対応できず、簡単に熱中症になったり胃腸炎になったり… 
長い夏が終わる頃には、虫の息になっていた。(またかい)

ただ振り返れば、そのマックスで体調が悪かった7年前の夏から、少しずつ体力気力ともに回復してきた実感はある。
たしか一昨年と去年の夏は、虫の息にはならなかった。(そこかい)
というのは冗談で、もちろん(?)ところどころバテたりお腹壊したりはしたが、日常生活から旅行まで大きく体調を崩すことなく過ごすことができた。
では、虫の息だったあの夏から、どのように自律神経を整え、体力を戻していったのか。個人的に効果があったことを書き出してみる。

・常に6~7時間くらい睡眠を確保
自律神経を整えるのに睡眠は必要不可欠だ。
最適な睡眠時間は人によって異なるそうだが、私は6~7時間くらいのようだ。
慢性的な睡眠不足や不眠をどのように克服していったのか、詳しくはこちら↓

・鉄分とたんぱく質の摂取量を増やす
不定愁訴(体のだるさやコリ、めまい、イライラや落ち込み、不眠などの不調)には、実は栄養不足が大きく関係しているらしい。
炭水化物やスイーツなど糖質は控えめにして、積極的に肉や魚、卵、乳製品を食べ、サプリで鉄分を補うようにしたら、明らかに疲労感が減り、疲れにくくなった!
詳しくはこちら↓

・全身ストレッチ&頭のマッサージ
運動不足やデスクワークでガチガチになった体が伸びると気持ちいいし、何より深い呼吸がしやすくなって、自律神経を整えるのにも効果抜群。
ストレッチする際のポイントは、伸ばした状態を20秒以上キープすること。
お風呂で体が温まった夜に行うのが効果的らしく、頭のマッサージは寝る前にすると寝つきも良くなるのでおすすめ!

・腸を整える
いわゆる腸活。
脳と腸は自律神経を介して互いに深く影響を与え合っているそうで、腸内環境を整えることで、ストレスによる不調を防ぎ、ストレス自体も減らすことができるらしい。
私のゆる腸活法はこちら↓

・サウナで整う
サウナ―歴わずか4ヶ月のペーペーだが、サウナを語ることを許してほしい。
サウナと水風呂の温冷刺激が血行促進や自律神経を整えてくれ、究極のリラックス効果(ととのう)をもたらしてくれるのだ。
何より、運動不足解消に効果があるというのも見逃せない。
汗をかいた後の爽快感は、まさに運動した後と同じで、もはや運動したと言っても過言ではない。(過言だよ)
初心者サウナ―のととのう体験はこちら↓

あと、夏限定の話だと、夏バテや熱中症対策に効果的だったのがこちら。
・寝る時は起きる時間まで冷房つけっぱなし(布団や毛布で体は冷えないように)
・朝ごはんに味噌汁(夏に不足しがちな水分や塩分、ミネラルをチャージ)
・日傘で直射日光を避ける  などなど

 

こうして徐々に自律神経を整え、体力をつけていった結果、今ではパニック障害になる前のコンディションにまでだいぶ戻ってきた。
しかし、冒頭でバレていると思うが、戻ってきたところでもともと絶望的に体力が無い。虫の息の瀕死状態を脱し、ただ普通に体力の無い人に戻っただけである。
思い返せば、最も体力があるはずの20代の頃、見切り発車で富士登山に挑戦したものの、案の定というべきか途中で精魂尽きてしまい、危うく山の精霊になりかけた。
同じく20代の頃、当時の恋人の付き添いかなんかで、ジムのプールで小学生の頃ぶりに泳いだところ、熱中症のような感じで気分が悪くなった。
涼しいプールで熱中症とかもはや意味が分からない。久々に動かした筋肉から発せられた熱が水の冷たさを凌駕したんか?(何言ってるかわからん)

これは学生時代、冷房の効いた部屋でのんきにギターなんてかき鳴らしている場合じゃなかった。
あの頃に戻って何か伝えられるとしたら、もっと日を浴びて運動しなさいと言いたい。そして、授業中に寝るんじゃなくて、ちゃんと夜に寝なさいと。。

身をもって実感していることだが、成長期である十代の頃に運動習慣が無いと基礎体力が低く、その後も運動習慣をつけにくい気がする。
そして体力の無い人って、たいていイレギュラーに弱いですよね。
旅先とかで不意に長く日差しを浴びたり、いつもより歩いたりすると、それだけでぐったりしてしまう。
やはり日頃から筋力を鍛え、適度に汗をかいてスムーズに体温調節できるようにしておくには、運動しかないのか。。(わかったならさっさとやれ)
……そうなのか?(そうだって😱)

諦めかけたその時、ふとあるCMが頭をよぎった。
「ヘルシーなのにアゲリシャス!」
そう、あのキウイのCMである。
たしか、、運動なんかしなくていいからキウイを食べようって、あのキウイ歌ってましたよね?(たぶんそこまでは言ってない)
すんでのところで運動を回避し、スーパーへ。早速買って食べてみる。
うーん、あのキウイ酸っぱくないって歌ってたけど、普通に酸っぱいんだが。
そして冷蔵庫から出したばかりは冷たくて歯に染みるんだが。(それは歯科へ行け)
正直言って、果物はメロンやスイカ、バナナの方が好きだ。すまんキウイ。
だけど、キウイはビタミンCや食物繊維、カリウムなどの栄養が豊富で、たまたま先日の『日曜の初耳学』でも、医師の友利新さんがキウイは肌の健康にも良いとオススメしていたので、しばらくは続けてみようかなと。。
あのキウイ、キウイさえ食べておけばなんとかなるって言ってたしなー(そんなことは言っていない)

ヘルシーは好きなことを楽しみながらアゲリシャス👍(いやだから運動せえ´Д`)