くるみの庭 ~ちょっとここらで深呼吸~

パニック障害を経験した筆者が、病気や人生のこと、心身の健康のために取り組んでいることを発信。

【ゴールデンカムイ聖地】網走監獄を満喫してきた

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『ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編』公開に先がけて網走へ!

ゴールデンカムイは、明治末期の北海道を舞台に、莫大なアイヌの埋蔵金を探す冒険とその熾烈な争奪戦を描いた、野田サトル氏の漫画である。
日露戦争の過酷な戦場を生き抜いた不死身の元軍人・杉元と北海道を知り尽くすアイヌの少女・アシㇼパが出会い、最高のバディを結成。そこに、大日本帝国陸軍の切れ者でヘンタイ・鶴見中尉や、戊辰戦争で死んだはずの新撰組・土方歳三までもが参戦し、それぞれの正義と欲望が渦巻くサバイバルはまさにカオス。策略や陰謀が交差し、死闘が繰り広げられる。
ただ手に汗握るシーンだけではなく、脱力必至のギャグシーンや脳が追い付かないドヘンタイシーンなど、その振り幅の大きさも魅力の一つ。

また、丁寧に描かれたアイヌの生活や食文化にも魅了される。肉や魚を骨ごとマキリ(小刀)で叩き、薬味と混ぜて食べるチタタㇷ゚に、具だくさんのオハウ(汁物)。
私もオハウにチタタㇷ゚と杉元のオソマ入れてヒンナヒンナしたい!という気持ちにさせられる。
天から役目なしに降ろされたものはひとつもない」というアイヌのことわざも好き。
生きている限り、役目がある。アシㇼパさんのその言葉は、戦場で多くの命を奪い生き延びた杉元はもちろん、なぜか平凡な生活を送る私にも刺さりまくる。
そうだ、こんなパッとしない私にも役目がある。大切な役目があるんだ――――!!

その役目が何なのか。今も答えが出ていないことはそっと置いといて、映画の話をしよう。
2024年1月に映画第1弾が公開され、その秋にWOWOWで続編の連ドラ「北海道刺青囚人争奪編」が放送された。
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そして、今年3月13日に映画第2弾の「網走監獄襲撃編」が公開予定
物語の重要なカギを握る網走監獄編とだけあって、私の気合も十分。映画公開にだいぶ先がけ、去年の夏に網走監獄へ行ってきた。
まぁもともと網走監獄には興味があり、前から行きたかったのだ。
凶悪犯ばかりが収監され、一度入ったら最後、生きては出られない最果ての監獄というイメージで、ちょっと語弊があるかもだが、ただの恐ろしさを超えて一種の畏怖の念というか、憧れさえ感じていた。(だいぶあるな語弊が´Д`)

 

博物館 網走監獄の見どころと楽しみ方

ついに憧れの地に降り立つ私。
ちなみに、レンタカーでナビを入れる時は「博物館 網走監獄」で。「網走刑務所」だとリアル刑務所に連れていかれます。
川面を鏡にたとえ、「我が身を見つめ自ら襟を正す」という意味が込められた鏡橋を渡り、入口へ。
1500円のチケットを購入し、渡されたマップには「じっくりコース(約120分)」と「早まわりコース(約60分)」が。なんと敷地は東京ドーム約3.5個分!
むろん「じっくりコース」で隅から隅まで舐めるように見るつもりだ。

①正門★

いきなり公式サイトからお借りしました

赤レンガが荘厳な正門は、監獄の顔たる有名スポット。右側に門番の看守の人形も立っていて、絶好の撮影ポイントのはずだが…

なにこれ?

看守どこいった? 撮られる方(私)も撮る方(母)も立ち位置や画角がまるでわかってない。私の絶望的な絵心の無さはこの人譲りか?

②庁舎★

重要文化財の建物

正門から真っ直ぐ進むと、最高責任者の典獄(てんごく)室などがある庁舎が。囚人による北海道開拓の歴史や、重要文化財の見どころを紹介した展示コーナーがある。
また喫茶コーナーやミュージアムショップがあり、刑務所内で作られた製品なども買える。

こんなハンドタオルとか

看守のヒグマに、囚人は右からキタキツネ、エゾシカ、エゾリス、こいつダレ?(シマエナガ?)
みんな目バキバキなんだが、なんとも言えないシュールさに心くすぐられる。
そして、我らが野田先生のコーナーも!

はっ、よく見たら色紙は錦鯉じゃねーか。先生の色紙は撮り忘れた可能性大。このばかチンが!

③釧路地方裁判所 網走支部法廷復原棟

こちらは、裁判所が新庁舎建設で旧庁舎を取り壊す際に移築されたそう。法廷内の机や椅子、照明器具などは平成3年まで使われていたもの。

今にも動きそうな人形たち

「俺はやってない、網走監獄だけはやめてくれ」かな?

「虎に翼」で見たような法服も

④休泊所★

受刑者が塀の外で日帰りできない作業にあたる際、寝泊まりする仮小屋。寝心地悪そうな板張りの寝床に、枕代わりの丸太は皆で共有。この丸太を看守が叩いて受刑者を一斉に起こし、「たたき起こす」の語源になったとか。

そんな近くで見張らなくても

麦飯の日の丸弁当と数切れのたくあん

悪名高きタコ部屋のルーツである。

⑤監獄歴史館★
「赫い囚徒の森」体感シアター(上映7分)では、囚人たちの中央道路開削の過酷さがわかる。
南下政策を進めるロシアの脅威から国を守るためとはいえ、網走から旭川まで約220㎞もの未開の地をたった8ヶ月で切り拓いた無茶な工事は、看守も含め多くの犠牲者を出した。
重労働に明け暮れても、休息や食事は休泊所で見たようなお粗末なもの。さらに逃亡しないよう2人ずつ鉄の鎖で繋がれての作業は過酷を極めた。

4人目のところに足のマークが

めっちゃ嬉しそう

鉄製の足枷を付ける体験も。

あかん、満面の笑みがサイコパスすぎる

たたき起こされる体験もできます

⑥二見ヶ岡刑務支所
農園作業用の外役所。収容者全員の食糧を賄う場所として、また収容者が作物の管理から収穫まで自立的に行う開放的処遇施設として重要な役割を果たした。
中には舎房、教誨堂、食堂、炊場などが。

おっしゃる通り

そろそろお腹空いたな

⑦舎房及び中央見張所★
放射状に配置された5つの舎房を中央見張所から一望できる画期的な造りで、1984年まで獄舎として使われていた重要文化財。
待ってました!ここが一番のクライマックス!

後で中央の母が邪魔だったことに気づくも(ひどい)、「ちゃんと人がいない時に撮っといたで」と母。珍しく気が利くなと、母のカメラを見せてもらったんだが…

おいなんで縦のアップなんだよ!

ほんと構図もへったくれもないな。(ひどい´Д`)

中央見張所から放射状に5つの舎房が

舎房は芸術的な造り

雑居房の中。また食事シーン…はらへった

はっ、あれはまさか

しらいし!?

ゴールデンカムイの白石のモデルとされる、昭和の脱獄王・白鳥由栄のようだ。
長い舎房の奥まで歩けば、束の間の静けさのようなものに包まれ、当時の光景が浮かんでくる気がする。自分の中で何かが芽吹いていく感覚。(こわいて´Д`)

⑧浴場

看守の号令のもと、脱衣に3分、第1槽入浴3分、洗身3分、あがり湯の第2槽入浴3分、着衣に3分と、計15分で効率よく入浴していたそう。
3分で全身を洗うのも凄まじいが、当時の入浴は6月~9月は月5回、他の月は1回のみという風呂キャン界隈の私ですら引く少なさ。

⑨独居房


別名・懲罰房。暗くて狭くて心病みそう。。

⑩教誨堂
僧侶や牧師が受刑者に人の道を説き、更生を促す場所。外観は寺社っぽいが、内観は洋風の大広間。こちらも重要文化財。ゴールデンカムイの重要シーンでも登場する場所だが、肝心の写真は撮れてませんでしたぁああ。ったく、母娘そろってやる気あんのか!

 

※Amazon新生活セール開催中! 3/9(月) 23:59まで

疲れたら監獄食堂でランチ
1時頃、入口を出てすぐの監獄食堂へ。チケットがあれば再入場可。
現在の網走刑務所で収容者が食べている食事を再現した監獄食をいただく。

監獄食B 1,050円(ホッケ)

大きめのホッケに麦飯(麦3:白米7)、フキや山芋の小皿、味噌汁が付いてこれは安い。
昔の刑務所は麦6:米4(「ムショ」の語源)だったそう。ちなみに監獄食Aはサンマ。
普通に美味しかった。ただ個人的に麦飯より白米のが好きかも。。
毎日麦飯に耐えられるかしら…とそこだけ少し不安に。(何の不安?´Д`)

 

まとめ

4時間ほど滞在し、歩き倒してヘトヘト。
監獄食堂でランチもするなら、3時間あれば余裕を持って楽しめるかと。
ただ時間が無い場合は、私的に外せないと思うスポットに「★」をつけたので(↑)、よければ参考にしてほしい。
今回訪れて、網走監獄のイメージが変わった。
明治維新後の不安定な社会情勢から国事犯や政治犯なども多く収監されていたこと。大国の脅威から日本を守るために、彼ら囚人の果たした大きな役割。そして無残に散っていった命。
今日の北海道(ひいては日本)の発展は、そんな名も無き多くの犠牲の上にあるのかもしれない。

私も早く自分の役目を見つけて果たさなければ。
天から役目なしに降ろされたものはひとつもないのだから。
といつになく神妙な面持ちでまとめながら、私は今 猛烈にオソマしたいのを堪えている。(トイレ行けや´Д`)

※参考サイト:
博物館 網走監獄 公式サイト
https://www.kangoku.jp/