くるみの庭 ~ちょっとここらで深呼吸~

パニック障害を経験した筆者が、病気や人生のこと、心身の健康のために取り組んでいることを発信。

【五方山 熊野神社】馬のいる神社で癒されてきた

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午年の今年こそ行きたい!神馬のいる神社

神馬(しんめ)とは、神様の乗り物として神社に奉納された馬のこと。
奈良時代より祈願のために神社に生きた馬を奉納する習わしがあったが、馬の世話は負担が大きいことなどから、次第に現代のような絵馬に置き換えられていったのだそう。
今では本物の馬がいる神社は少ないが、東京・葛飾にある五方山 熊野神社にはそんな貴重な神馬が3頭もいるらしい!しかも全員ポニー!
JRAの職員で馬術の選手でもあった宮司さんがお世話しているのだとか。

さらには、安倍晴明が直々に勧請した都内唯一の神社らしい。
※勧請(かんじょう):離れた場所にいる神や仏に対して、こちらへ来てくれるように祈り願うこと。本社の神の分霊を迎えて、新しく設けた分祀の社殿に迎え入れることを意味する。
神社公式サイトによれば、水害に悩まされていたこの地に安倍晴明が立ち寄った際に創建され、境内の敷地は陰陽 五行説に習った正五角形を形どっていて、古来より陰陽道の結解で守られてきたという超胸アツな由緒ある神社なのだ。
ご神紋は日本サッカーのシンボルでも有名な八咫烏(やたがらす)。和歌山の熊野三山熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社)には、大会前に代表選手や協会関係者が必勝祈願に訪れるとか。今年はいよいよW杯ですね!

これはもう行くしかない。いろんな意味で。
今年は神馬と八咫烏と晴明の結解から癒しとパワーをもらうことにした。

 

ポニーの可愛さに参拝者のキャラも崩壊!?

五方山 熊野神社は京成線の青砥駅から徒歩約10分。朝一で用事を済ませて昼頃に到着。
成人の日も過ぎた平日とあってか、参拝者は少ない。SNSやニュースによれば、正月期間は神馬ポニーが巫女さんと出迎えてくれたようだが、さすがにもういない…

入り口付近の掲示板には、上空からの境内敷地の写真が貼られていて、それが見事なペンタゴンだった。

こじんまりとした境内では茅の輪(ちのわ)くぐりができる。茅の輪は茅(かや)などの草で作られた大きな輪で、くぐり抜けることで心身を清め、災いを避けることができるそう。

輪をくぐり、拝殿でお賽銭しようとした時だった。
どこからともなくフワッとあの匂いが。そう、動物園のような牧場のような生命力あふれる匂いである。
絶対いる!という確信でソワソワ。お祈りもそこそこに境内をウロウロ。

あっ

お散歩中の「きらら」と遭遇! か、かわいい…! 
今日は柵とかの中にいる姿しか見れないかもと思ってたので、めっちゃ嬉しい。
シェットランドポニーのきらら(♀)は32歳。なんと人間だと100歳超えなんだって!

「何かご用ですか?」

「はぁ~、なんだまた私のファンか」

気づいたらアイドルばりに握手会(なでなで)&撮影会が始まってしまう。
馬なのに背後も嫌がらず、自由に触らせてくれる。ごわごわした厚い毛皮ごしにも伝わる温もり。体温は37℃以上あるらしい。
手綱を引く女性(宮司さんの奥様で幼稚園の園長先生)がいろいろ教えてくれる。神社併設の幼稚園では日頃から園児とポニーが触れ合っている様子。

言わずともカメラ目線をくれるプロ神馬。まるで往年のモデルのような佇まいと風格。

一方、「ばにら」は小屋で一人地面をハムハム。

餌でも落ちてるのかな?

ちょこ」は別の場所にいるらしく姿が見えず。。
途中で「きらら」と「ばにら」がバトンタッチ!

すぐに囲まれる人気者

日本ポニーの「ばにら」(♂)は14歳。「ばにら」は前方から触ってとのこと。背中やお尻は嫌がるらしい。たしかに「きらら」より意思表示は強め。鼻筋あたりを撫でさせてもらう。

カメラ目線はくれないがイケメン

ちょこんと揃った前足がキュート

ポニーのあまりの可愛さに、撫でながら時々変な声が漏れてしまう。
我ながらキモいが、キモいのは私だけじゃなかったようで、「ありゃ~」「きゃわいいね~」と猫なで声&頬ゆるゆるの参拝者が続出。強面のおじいさんも頬ゆるみっぱなしで、完全に孫を見る目。おそらく今ここには世界で最も優しい時間が流れている気がする。

お守りを買おうとしたら、午年ならではのポニー御朱印を発見!

「きらら」「ちょこ」「ばにら」それぞれ800円。
可愛いが、さすがに3枚はちょっと。。「ちょこ」には会えてもないわけだし。
だが次の瞬間、自分でも驚くことに「3つともください」と言っていた。
あかん、つい2頭にほだされて、頬だけじゃなく財布の紐までゆるんでしまった…
えぇい ここまできたら、とついでに馬みくじ(500円)もゲット!
帰宅して中身を見たら、中吉でした~。

置物としてもかわいい馬みくじ

ロディとのコラボも

嫌なことも忘れ、心に溜まった澱(おり)も浄化されて、すっかり気持ち新たに神社を後にする。
ちなみに、2/1は「午の日ポニーウォーク」があるらしい。
今度行く時は「ちょこ」にも会いたいなぁ。

 

川沿い散歩と舟和の芋ようかん

せっかくなので隣駅の京成立石駅まで足を延ばし、芋ようかんを食べることに。
川沿いの方が道もわかりやすいかと思ったのだが、これが大正解だった。

川の向こうに堂々とスカイツリー

こんな大きく見えるのか~と予想外の光景に感動。しばし景色を楽しみながら土手を歩く。

京成立石駅前には昭和レトロなアーケード商店街が今も残る。

立石駅通り商店街

立石仲見世商店街

商店街のすぐ近くに、お目当ての甘味処、立石 舟和はある。芋ようかんで有名な浅草 舟和ののれん分け店だ。神社からは徒歩15分ちょい。
だいぶ昭和ディープな佇まいで、店内は(たぶん)地元の常連さんがちらほら。平日の昼間だからか、私以外は皆ご年配の方々である。
甘い物の他にランチメニューもあってすごい悩む。馬の御朱印はあんなに悩まなかったのに。
あんみつも食べたかったが、芋ようかんは絶対食べたくて、、結局あんみつを諦め、名物の舟和セットを注文。芋ようかん、あんこ玉、お抹茶のセットで850円。
注文後に、あんみつに+200円で芋ようかんを付けられたことに気づき、地団太を踏む。

でも美味しい抹茶が飲めたから良しとしよう。
ほんのり温められた芋ようかんは柔らかく、口に入れた瞬間からほどけてゆく。甘く懐かしい味。あんこ玉は意外にさっぱりした甘さ。
せんべろの街だけあって、アルコールも頼めるみたい。ディープな昭和を感じたい人にはたまらない場所かと。

ていうか、仲見世商店街がノスタルジック過ぎて、もはや映画のセットみたい。定休日なのかシャッターが下りた店も多いが、唐揚げを揚げる音や匂い、昼間から行列のあるもつ焼きの店、店先に無造作に並んだブツ切りのマグロ…、なんか全てがエモい。
だが、駅の反対側では再開発が進んでおり、近い将来にはここも消滅する運命らしい。どうも再開発でタワマンができるとか。。
もしかしたらそんな事情もあってシャッターを閉めている(閉店した)お店も多いのかも、とよそ者ながらやるせない気持ちに。
昭和の面影を色濃く残したこの風景を、今日見られたのは奇跡だったのかもしれない。

スカイツリーにしろ、ポニーにしろ、今日はたくさんの素敵な出会いがあった。
幸先が良い。
2026年も良い一年になりそうだ。

※参考サイト:
・五方山 熊野神社 公式サイト
・旅探 ホームメイト・リサーチ
『【ホームメイト】神馬|神社・寺院用語辞典』
『勧請 かんじょう - 神社・寺院用語辞典』
・東京都神社庁 公式サイト
『三頭の神馬』