ご自愛ドラマ『ひらやすみ』の平屋が見たい
ことの始まりは、ひらやすみへのこの熱烈なアンコールの気持ちだった。
12/4の最終話以降、心にポッカリ穴が開いている。ひらやすみロスである。
救いはAmazonプライムで全話観返せることだが、観れば観るほどひらやすみが恋しい。ヒロトやなっちゃん、ばあちゃんに会いたい。せめて少しでもあのホッコリした世界観に触れたい。
というわけで、ドラマの聖地を訪れることにした。
物語の舞台は東京の阿佐ヶ谷だが、主人公が暮らす平屋は千葉県佐倉市にあるらしい。
ここは物語の1番の核である”ひらや”をぜひ拝みたいと、佐倉まで足を延ばすことにした。
佐倉市役所のHPにはロケ地がズラリ。市を挙げてロケ勧誘や撮影支援に力を入れているようだ。
現在 例の平屋は空き家で「一軒家5」としてロケ地登録されてるようで、「佐倉市ロケ地マップ」と照らし合わせると所在地が判明!


平屋を拝むついでにいっちょ佐倉観光といきますか、とウキウキで家を出た。
【ひらやすみ】いざロケ地の平屋へ
佐倉は遠いイメージだったが、意外と近かった。といっても成田空港よりは近いという程度だが。
京成佐倉駅が近づくと、線路沿いに田畑が増え、一気にのどかな雰囲気に。良き良き。
千葉地方裁判所 佐倉支部は京成佐倉駅から徒歩15分のようなので、平屋までは17,8分ほどかかりそう。最近は運動不足だったので良い機会かも、と張り切って歩き始める。
平屋が近づくにつれ、なんとなくのどかな雰囲気がドラマの光景と重なって胸が高鳴る。
ハァアクションと嘘みたいに大きなくしゃみが通り沿いの家から聞こえてホッコリ。良き良き。
太陽の光を正面に受けて歩き、かじかんでいた手も温まってくる。良き良き。
不意に、16話のよもぎみたいに満面の笑みでアハハハと全力疾走したい気持ちに駆られる。良き良…ん?
もう半分、登場人物のつもりになっている。いざ平屋に着いたら、ばあちゃんが「おかえり、とんかつ出来てるよ」と迎えてくれるんじゃないかという気さえしている。(仕上がりすぎだろ´Д`)
んなわけないよな と思いつつ到着。すると何やら人の気配が。
まさか本当にばあちゃん?と庭先を覗くと、別のばあちゃんが庭仕事中だった。(は?)
いやたぶん大家さんかと。(失礼やろ´Д`)
NHKのドラマサイトによれば、近くに住む大家さんがお庭のお手入れが趣味でこまめに管理されていたらしく、それが作中のあの素敵なお庭に繋がったのだと。
ここはファン代表として一言お礼を伝えねばと思ったが、持ち前の人見知りを発動してしまい(何しとんねん)、また不審者と思われるかもというのもあって思いとどまる。
結果、家の前をコソコソ行き来し、逃げるようにその場を後にする羽目に。(逆に怪しいよ´Д`)



※住宅街なので聖地巡礼される際は周囲にご配慮ください
【新解釈・幕末伝】ロケ地の旧堀田邸
佐倉は城下町として歴史的な名所が多数あり、旧堀田(ほった)邸は最後の佐倉藩主・堀田正倫の邸宅として1890年(明治23年)に建てられ、国指定重要文化財になっているそう。
平屋からは私の足で徒歩12,3分。「佐倉ゆうゆうの里」という高齢者の居住施設の奥にある。

入館料は一般350円。佐倉武家屋敷・旧堀田邸・佐倉順天堂記念館の三館共通入館券は600円。
三館共通で、月曜と年末年始(2025年12月28日~1月4日)はお休み、土日祝は小中学生無料!

ちなみに、幕末伝はまだ観ていない。これから観ます!たぶん…
平日の午前中だからか、他に客はいない。所在なげにひとり佇む女を不憫と思ったのか、受付のおかあさんが優しくいろいろ話しかけてくれる。


さすが旧大名の邸宅だけあって部屋も多く、玄関棟や居間棟、座敷棟と複数の棟が隣接。
各所にあるQRコードをスマホで読めば自動ガイダンスも聞けるみたい。ちなみに私は使わなかったが邸宅内にトイレもあり。

周囲は広大な旧堀田正倫庭園(愛称・さくら庭園)で、これまた国の名勝に指定されているそう。こちらは常時解放で、自由に見学や散策が可能。
数名絵を描いている人がいた。たしかにここからの眺めは良い絵が描けそう。
と思ったが、被写体殺しの異名を持つぶきっちょな私には無用の話であった。
佐倉武家屋敷、ひよどり坂で江戸時代に触れる
ロケ地巡りは終わり。ここからは観光だ~!と武家屋敷を目指して歩き出すも、けっこう遠い。しかも ところどころ歩道が無く、車に轢かれないか、道は合ってるか不安に。
もはや気分は1人帰れマンデー。しかも本当に飲食店は無いやつ。
ソイジョイかじったり、不意打ちの急坂で地元女子高生とのデッドヒートに敗れたりしてるうちに到着。旧堀田邸のおかあさんの予言通り、徒歩で約25分だった。
佐倉武家屋敷は旧河原家住宅・旧但馬家住宅・旧武居家住宅の3棟あり、入館料は一般250円。
3棟とも江戸時代後期の建築で、佐倉藩士が暮らし、現在はそれぞれ有形文化財となっている。
ただ今 旧但馬家は屋根の葺替え工事で見学場所の制限があり、代わりに旧河原家の中を見学できる。旧河原家は年6回の特別公開を除けば、建物内に入れないらしいのである意味ラッキー!






旧河原家が一番築古で大屋敷、旧但馬家が中屋敷、旧武居家が小屋敷にあたるらしい。ちなみに旧河原家と旧但馬家は現在も当時の姿をとどめる茅葺き屋根とのこと。旧但馬家は工事用のシートがかかっていたので、写真は撮れず。。
やはり大名だった旧堀田邸とは当然 家の造りが違うというか、狭くて暗く感じる。昔の家の中は暗かったろうな。旧堀田邸ほど広いと、太陽光も入ってきて暗さは感じなかった。
武家屋敷から目と鼻の先にひよどり坂がある。
江戸時代からほぼ変わらないという竹林に囲まれた古径(こみち)は、今にも天狗が出そうな怪しげな雰囲気。武士たちはこの道から佐倉城へ通っていたのかな。
背後に人の気配がして、なにやつ?と勢いよく振り返ると女子高生(さっきとは別の)だった。気まずい。
さっと追い抜かれ、坂の途中のベンチみたいな所でひとり休憩し始める女子高生。もしや地元学生のチルスポットなのか?



佐倉城址公園、国立歴史民俗博物館
ひよどり坂から佐倉城址公園までは徒歩12,3分。途中また急坂あり。

佐倉城跡にある公園で、園内には天守閣跡や空堀、樹齢約400年の「夫婦モッコク」など見どころ満載。
だが、佐倉駅から歩き始めてそろそろ2時間半。足(外反母趾)も痛くなってきたし、お腹も空いてきたので、それらは後でゆっくり見ることにして、同じ城跡にある博物館を目指す。博物館で昔の人が食べてきた物を学び、併設レストランで実際に古代米なるものを食すという完璧な計画であった。あの瞬間までは。
数分後、びくともしないドアの前で立ち尽くす私。
まさかの臨時休館日である。バカな…。
月曜と年末年始(2025年12月27日~1月6日)が休みなのはHPで確認していたが、臨時休館日は見落としていた。
明らかに自分が悪いが、足の限界と空腹で頭が真っ白に。ひどい、もうすっかり古代米の口になっていたのに…!(いや食べたことないやろ´Д`)
帰れマンデーで歩き倒した末に店が開いてなかった時ってこんな気持ちなんだなと勝手に共感。(まだ続いてたんかい)
やり場のない怒りと絶望に震えながらググると、近くに佐倉市役所食堂を発見!
一般の人も食べられるらしい。たしか市役所は映画「爆弾」のロケ地だったな。ええやん。
とゆうことで、急遽市役所を目指すことに。
ちょうどよかった。どーせ博物館なんて見たくなかったし。爆弾は観たからロケ地の方がテンション上がるし。(よほど悔しかったんだね´Д`)
【爆弾】ロケ地の佐倉市役所、食堂でランチ
博物館からは徒歩13分くらい?もう空腹で記憶が。

映画では見事に野方警察署に化けていた。これこれ~とテンションが盛り返してくる。よかった。
地下1階の食堂付近にはたくさんロケのポスターや演者の色紙が。



人気の唐揚げ定食720円(安い!)の食券を買い、食堂の人に渡して席へ。けっこう席数がある。
ごはんと味噌汁とお水はセルフ。

外はサクカリ、中はジューシーで柔らか。ニンニクもガツンと効いててサイコー!
ここで良かった!正直、古代米なんて食べたくなかったし。(しつこい´Д`)
すっかりお腹も心も満たされ、ようやくこれでチャラだなと。許してやるよ(もちろん博物館を)、と謎に上からな気持ちで市役所を後にする。
まとめ
市役所から京成佐倉駅までは徒歩12分くらい。
今日はトータルで1万歩以上は歩いたと思う。
佐倉は観光スポットが微妙に離れているので、エリアを絞るか、車か、私のように歩き倒すか。。
まぁ雨の日や夏の炎天下は厳しそうだが、晴れてたら冬でも歩くうちにポカポカしてくるし、そういう意味では今の季節は歩きやすいかも?
至る所がロケ地なのでロケ地巡りも良し。歴史や自然を楽しむのも良し。
新旧の魅力が詰まった佐倉は、新しい発見とワクワクに満ちた街だった。
帰りの電車は爆睡。
よ~し、次回こそは博物館で古代米食べるぞ~!(どの口が言うとんねん´Д`)
※参考サイト:
・千葉県佐倉市公式ウェブサイト
『佐倉フィルムコミッション』
『ロケ地一覧(公共施設以外)』
『佐倉城址公園について』
・NHKサイト ひらやすみブログ
『【夜ドラひらやすみ】制作日誌①「ひらや」ができるまで』