くるみの庭 ~ちょっとここらで深呼吸~

パニック障害とともに生きる筆者が、病気や人生のこと、心身の健康のために取り組んでいることを発信。

【水風呂♨初体験】ととのうとは何か?

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風呂の話をしよう

ここ2年ほど月1くらいのペースで、近所のスーパー銭湯に通っている。
温泉や炭酸泉、サウナなどいろいろ楽しめるし、何よりたっぷりの湯に肩まで浸かれるのが良い。
最近何者かによって家の風呂の湯量設定を下げられ、一番風呂でもだいぶ体を寝かさないと肩まで浸かれなくなった。。ゆゆしき事態である。
変な体勢のため長く浸かれないし、リラックスできない。かと言って、実家ですみっコぐらし中の身としては、異議を申し立てることもはばかられる。ほぼモラハラである。(違うだろ´Д`)

というわけで、銭湯では気兼ねなく豊富な湯量を楽しんでいる。
中でも、電気風呂と炭酸泉がお気に入りだ。
ただ電気風呂という名前にはいつもどこか不穏な響きがある。釜茹での刑の五右衛門風呂のような、あの悪名高き電気椅子のような、、絶対生きて出られない感じしません?(お前だけや)
またがっかりさせてしまうかもだが、浴槽に電気ウナギはいません。(普通にわかるやろ)
浴槽内に設置された電極版から微弱な電気が流れていて、その刺激で筋肉が収縮し、コリがほぐれて血流が良くなるという優れモノなのだ!
でも初めはびっくりした。一気に肩まで浸かったところ、思いのほか電極版が近かったのか、背中からドスンと電流に貫かれ、心臓が止まるかと思った。(大丈夫か!?😱)
どうも電極が近いほど電気が強いらしく、まずは離れた所から慣らしていくのがおススメです…。
ただ腰用の電気風呂(お腹までしか浸からないタイプ)はめちゃくちゃ良かった!腰痛持ちには、この内部まで響く刺激が有難い。。
コレと炭酸泉に浸かった後は、全身の血行が良くなり、一時的ではあるが腰のだるさも軽減されている。

サウナ―への道。ととのうとは何か?

いつからか心の片隅にサウナーへの憧れはあった。
が、それを大きくはばんでいたものがある。
水風呂である。
いくらサウナで温まった後とはいえ、なかなか入る覚悟ができずにいたのだ。
もちろん水風呂に入らなくても、自分はサウナ―だと名乗ってしまえばいい。(誰に?)
だが、やはり水風呂に一度でも入ったことのある人と無い人では、その間に容易には交われない大きな隔たりがあるように感じる。
隔たりというか越えることのできない壁というか、何かを成し遂げた人にしか持てない卓越した何かというか、それこそ何かが180度変わってしまうような何かというか(もうはよ入れや´Д`)

そんなこんなで長らく悶々としていたのだが、最近プライベートでいろいろあったせいか、ある日起きたら、あ~もう知らん、よし水風呂だ!と不意に覚悟が決まったのである。(なんやそれ)
まぁもうどうなってもいいというか(そんな投げやりで入るものじゃないのよ)、やはり憧れを憧れのままにしておきたくないというか(たまにはいいこと言うやん)。。
それにサウナ好きとしては、1回くらいととのうを経験したいじゃないですか。

というわけで、いつものようにサウナで10分温まった後、かけ湯をして恐る恐る入水。
が、あまりの冷たさに早くも後悔する私。冷たいというかもはや痛い。
おかげでなかなかヒザから上を浸けることができず、中腰でウロウロ。。
けど周囲の目もあるし(こんな時まで溢れる小物感)、今日は入ると決めたのだからと自分を鼓舞し、なんとか肩まで浸かる。
そしたら、あら不思議。さっきまでの飛び上がりそうな冷たさは消え、今度はいくらでも入っていられそうな気がしてくるではないか。
実はこれ、肌と水の間に薄い膜ができているためらしく、サウナ界隈では「羽衣(はごろも)」と呼ばれているそう。15度の水が寒くないという、実に不思議な感覚である。
ただ初心者過ぎてどれくらい水風呂に入ればよいかがわからず。。およそ2,3分経ち、このまま入っていると水の中に沈んでいきそうだなと感じたところ(どんな状況だよ😱)で上がる。
フラフラと洗い場の椅子に腰かけ、頭を洗おうとするが、全身の力が抜けてシャワーヘッドに手を伸ばすことができない。謎に目もすわっている。
そのままガンギマリの顔で、ぼーっとあしたのジョーばりに座り続けた。(大丈夫か!?😱)
明らかにやばい奴だが、もう周りの目なんて気にならない。
というか何も考えられない。
頭のネジがぶっ飛んで、世界中の重力がズドーンと自分にかかってきているような、、体験したことのない感覚である。
これがととのうということなのか? それとも自分はゆっくりと死に向かっているのか?
その違いがいまいちわからない素人の私。。(何回勝手に死にかけとんねん😱😱)

ただ気づいたら、もう1セット果敢に挑んでました。(なんでやねん)

2回目の水風呂を経て

2セット目はサウナで温まる時間を延ばし、水風呂の時間を40秒ほどにしてみたら、初回のような冷たすぎて痛いという感覚もなく、もっと水風呂を楽しむことができた。
後で調べたら、水風呂に長く浸かる必要はなく、特に慣れてないうちは数十秒とかで良いらしい。1セット目は明らかに長く浸かり過ぎてしまったようだ。。
そして今度は洗い場の椅子ではなく、浴室内に設置された休憩用の椅子へ。
座り心地を確かめ、一息ついたら、またあの不思議な感覚が。。
重力ズドーン。何にも考えられない。不安やストレスももう何も感じない。
ただただ “無” 。圧倒的なまでの “無” 。

どうやらこの感覚がととのうということのようです、みなさん。
サウナ→水風呂→休憩(外気浴)を経ることで、一種のトランス状態に入るのだそう。
それは人によって「頭がパカーンと開くような感覚」だったり、「まるで雲の上にいるような感覚」だったり、中には「地球に愛撫されているみたい」という強者も。。(byネット情報)

正直お酒飲んでもここまでの状態になったことはない。
クスリはちょっとまだやったことなくてわからないけど。。(いつかやんのかい´Д`)
そうしたものに頼らず、合法かつ健康的にトランス状態に入れるなんて、なかなか無いのではないでしょうか。
これは今後も引き続き探求していく必要がありそうだ。

こうして、サウナ―として記念すべき一歩を踏み出した私。
憧れを憧れのままにせず、ほんの少し勇気を出して挑戦すれば、知らない世界が広がるものですね。。
今何かで同じように踏み出せずにいる人、自分には無理かもと諦めている人、そんな人たちに一言だけ言わせてください。

 

「憧れるのをやめましょう」(やかましいわ´Д`)