前回までの話はこちら・・
パニック障害になって手放したこと(できなくなったこと)
それは、そうなるまで当たり前だと思っていたごく普通の生活でした。
自分が健康であるということも。。体調について何の不安もなく過ごせることが、どれほど幸運なことだったのかを知りました。
・社員としてフルタイムで働くこと
最初に、、パニック障害になったらフルタイムで働けなくなるということではありません。
あくまで私の場合ですが、仕事が立て込んだり残業が続いたりすると、自律神経が乱れてどうしてもパニック発作が起きやすく、体調を崩してしまうので、違う働き方を模索することにしました。
現在は非正規で週3、4日オフィスワークをしています。
・一人暮らし
フルタイムで働けないので、経済的に一人暮らしを続けるのが難しく、実家に戻りました。
・外での会食
私の場合はパニック発作が最も起きやすいシチュエーションなので避けるようになりました。
こうなって初めて、普通に生活していると誰かと一緒に何かを食べる機会が多いことを痛感。
例えば、同僚とのランチや気になる人とのデートなど。。
以前であれば、何を食べようとかお店はどこにしようとか、考えるだけでワクワクした約束も、、とにかく発作が起きないようにということに意識がいってしまい、行く前から不安ですし、行っても心から楽しむことができません。
ただ幸いにも現在は、家族や気心の知れた人、ごくごく少数の集まりであれば、緊張することはあっても以前の状態に近い感じで外食できるようになりました。
・予定を続けて入れること
以前はなぜか「どんな誘いも断らない」をモットーに、休日に2つ3つ予定を入れたり、仕事後の飲み会は皆勤賞、むろん最後の1人になるまで付き合う・・と持ち前の根性を発揮したり(どこで発揮しとんねん)、忙しい日々もそれなりに楽しんでいた私。。
それが、病になってからはとても疲れやすくなり、疲れていると発作が起きやすいこともあって、あまりハードなスケジュールはこなせなくなりました。。
特に仕事の後はぐったり疲れてしまい、会食が苦手なこともあって、今の職場の飲み会には一度も参加できていません。。
・満員電車や人混みの中に身を置くこと
これは・・・まぁ手放してもいっか。(なんやそれ)
パニック障害になって手に入れたこと(取り戻したこと)
それは、そうなるまで気づかなかった、あるいはおざなりにしてきたものたちでした。
不完全な自分を受け入れて見えてきた、自分にとって本当に大切なもの。。
改めて自分らしい生き方を模索するきっかけになりました。
・自分の時間
働き方を変えたことで、自由に使える時間が増えました。
また体調の面から、仕事後も真っ直ぐ帰宅したり、人付き合いを取捨選択(ちょっと言い方悪いですが・・)したりしたことで、より時間を自分のために使えるようになった気がします。
・両親との時間
実家に戻ったことで、一緒に食卓を囲んだり旅行に行ったり、、共に過ごす時間が増えました。
昔は仕事であまり家にいなかった父もリタイアし、改めて親子3人(アニキも入れたれ´Д`)で濃い時間を過ごせたのは大きかったです。
・本当の自分自身
どこか違和感を抱えながらも、立ち止まったら死ぬ(マグロかて)と動き続けてきた過去の私。
病で強制的に生活の全てを見直すこととなり、この6年でたどり着いたのは、今の心身ともに健全な暮らしでした。
今となっては、なんであんなしょうもない飲み会に行っていたのかわからない。
どうして本心を押し隠してまで、会いたくない人と会っていたのかわからない。
なぜプライドや人の目を気にして、やりたくないことや不毛な努力をし続けていたのかわからない。
そして本当にやりたいことからは目を背け、自分をだましだまし生活していたのかわからない。
その時は、自分が明日急に体調不良に襲われるなんて思いもしませんでした。。
みなさんは、もし明日自分が倒れるとしたら、これまでの日常が続けられなくなるとしたら、今日をどのように過ごしますか?
不完全な自分も丸ごと受け入れ、ありのままで生きる

主治医からも言われましたが、パニック障害の治療のゴールは発作が起きないようにすることではなく、たとえ起きても適切に対処できるようになること。
生きている限りストレスは無くならないし、人生は良い時もあれば悪い時もあります。
なんなら発作は起きたって良いのです。その不安や恐怖に日常が過剰に侵食されなければ。。
頻度は大幅に減りましたが、6年経った今も、発作が起きたり起きそうになることがあります。
でも6年前と大きく違うのは、そういう場面においても冷静に対処できるようになってきたこと。
だってやることは1つですから。
そう、「大丈夫、これは私の脳が勝手に作り出した幻覚で、本当に具合が悪いわけじゃない(死ぬわけじゃない)、と心の中で自分に言い聞かせ、繰り返ししっかり息を吐き切る」でしたね!(なんか言い方うざ´Д`)
今となっては、あの体調不良で辛かった日々も含めて、一度立ち止まって自分の生き方を見つめ直す良い機会だったと思っています。
自分の心の声に耳を傾け、もっと自分を大切に慈しんで生きるための。。
そうしたら自然と一緒に過ごす人たちもゆるやかに入れ替わっていき、人付き合いも減ったけれど、不思議と孤独ではなく、とても穏やかな気持ちです。
むしろたくさんの人の中にいたあの頃のほうが、もっとずっと孤独を感じていたように思います。
余談ですが、大幅に稼ぎが減った今のほうがコツコツ貯金できているという矛盾・・。
きっと、時間もお金もパワーも、本当に使うべきところで適切に使えるようになってきたのかもしれません。
さて、いよいよ新しい年ですね!
2024年が終わる前に、ここらで一度自分にとってパニック障害とは何だったのか、改めて振り返ってみたかったので、この記事を書きました。
この記事が、私がブログを始めた理由の1つでもある、同じような症状で苦しんでいる人やどこか生きづらさを感じている人の何か助けになれたら、それに勝る喜びはありません。
2025年も自分のペースと歩幅で、あの歌のように1歩進んで2歩下がる(3歩進んどかんかい´Д`)くらいの大らかさで歩んでいけたらと思っていますので、見守っていただけると嬉しいです。
みなさんもどうぞ良いお年を!